【第9回】補聴器の価格はなぜ高い?その理由と賢い選び方を解説します!

はじめに

補聴器の値段を見てびっくりしたことはありませんか?

「えっ、こんなに高いの?」
「5万円のもあれば、70万円のもあるのはなぜ?」

今回は、補聴器の価格が高い理由、価格差の意味、そして後悔しない選び方を初心者向けに分かりやすく解説します!


補聴器が高い3つの理由

❶ 超高性能な小型コンピュータだから

補聴器の中には、1秒間に数百万回の音処理をするチップが入っています。
それを耳の中に入るほどの超小型サイズで実現しているのです。

📌 スマホよりも精密なテクノロジーを、ずっと小さな中に詰め込んでいるのが補聴器。

❷ あなた専用に合わせて調整が必要

補聴器は「買って終わり」ではありません。
あなたの聴力・生活音環境・装用時間に合わせて、
**何度も調整(フィッティング)**する必要があります。

💡 メガネと同じで、耳に合っていないと効果は激減!

❸ 価格には“サポート料”も含まれている

調整、点検、相談、修理、部品交換など…
販売後のサポートが何年も続くのが補聴器。
その分、価格にもサービスが含まれているのです。


安い補聴器(集音器含)と高い補聴器の違い

比較項目安価モデル(数千〜数万円)高機能モデル(10万〜50万円)
音質単純に音を大きく騒音抑制・音質補正あり
調整ほぼ不可専門家が細かく調整
電池持ち短いことが多い長時間 or 充電式
装着感合わない場合も耳型にフィット
保証・修理なし or 簡易的長期保証・修理対応

賢い選び方のポイント

✅ 自分の「聞こえ方」と「生活環境」に合った機種を選ぶ

  • 静かな場所中心? → シンプル機種でもOK
  • 騒がしい場所が多い? → 雑音抑制が強いモデルが◎

✅ 販売後の調整・サポートがあるお店で買う

  • ネット販売や通販では、調整ができないケースも
  • 専門店での対面購入が安心!

✅ 必要な機能だけを選び、無駄なく選択

  • Bluetooth連携など、使わない機能は省いてもOK
  • 「高ければいい」ではなく「自分に合うか」が最重要!

まとめ

  • 補聴器の価格には、高性能技術+サポート費用が含まれている
  • 安い機種でも合えばOK、でも使いこなせないと意味がない
  • 「高すぎる…」と思ったら、補助制度(※)も要チェック!

※地域によっては、自治体・医療保険などで補助金が出る場合があります。

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