ミトコンドリアとは
1 エネルギー(ATP)の生成
ミトコンドリアは、体内エネルギーの90%以上を生成します
ミトコンドリアは酸素を使って炭水化物を分解し、そのエネルギーを細胞内で使えるATPに変えています
2 アポトーシス(プログラム細胞死)のコントロール
ミトコンドリアは、劣化や活性酸素によってガン化した細胞などを消滅させることで、
異常な細胞が増える事ことを防ぎ、正常な細胞の新陳代謝を促します
1日に数千億個から1兆個がアポトーシスされています
細胞内のカルシウムイオン濃度の調節や、脂質の酸化などに関わる働きがあります
また、近年では免疫反応においても重要な働きをしていることが明らかになってきました
3 活性酸素の生成
活性酸素は悪者にされる場面が多いですが、免疫反応においては異物を攻撃する時に免疫の暴走を抑制するなどの重要な働きを担っています
つまり、ミトコンドリアを活性化させて免疫細胞のエネルギー循環を向上させれば、免疫応答が正常に働きやすくなるのです
ミトコンドリアの活性化により作り出され不要になった活性酸素は、たんぱく質を分解するオートファジーによって分解されます
オートファジーが活性化すると細胞の老化を遅延させることにもつながります。
体の中にある細胞で消費されるエネルギーの大部分はミトコンドリアで生産されるため、ミトコンドリアが活発に働く状態であれば細胞も生き生きと活動することができます
健康な細胞はミトコンドリアを最大限に使ってエネルギーを生産しています
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