こんにちは、ライトヒアリングです。
補聴器ユーザーの方からよく聞くお悩みのひとつが、
「テレビの音は大きくしてるのに、言葉が聞き取れない」
「家族から“音がうるさい”って言われる…」
というものです。
今回は、テレビ視聴時の聞き取りにくさの原因と、補聴器で解決できるおすすめの方法や機能についてご紹介します。
🎧 なぜテレビの音は聞き取りづらいの?
① BGMや効果音が多く、セリフが埋もれてしまう
最近のテレビ番組は、音の演出が豊富。そのため、セリフが背景音にまぎれやすいのです。
② 話し手の声の向きが定まらない
テレビでは複数の登場人物が話すので、音源が固定されず、補聴器が拾いにくいことも。
③ テレビの音が“部屋全体”に広がるため、反響が多い
壁や床に音が反響して、聞こえにくさが増す場合があります。
✅ 補聴器の便利なテレビ視聴機能【3選】
① テレビ専用ストリーマー(送信機)
Bluetooth対応の補聴器を使っていれば、
テレビの音声を補聴器に直接送信できる機器があります。
たとえば:
- フォナック:TVコネクター
- オーティコン:テレビアダプター
- シグニア:StreamLine TV など
➡️ 周囲の雑音や反響なしに、くっきり音声が届く!
② 簡単な設定で「テレビモード」へ切り替え
補聴器には「指向性マイク」という機能があります。
テレビの方向にマイクを向けるよう設定すれば、話者の声を強調して聞きやすくなります。
③ テレビ用スピーカー(家族と共有できる)
「補聴器のBluetoothが苦手」という方は、
**テレビに接続する“補聴支援スピーカー”**を使うのもおすすめ。
→ 補聴器と併用すると、聞こえやすさが格段にアップ!
④テレビの音声強調/クリアボイス機能や音声出力設定を変更する
テレビの音声をモノラルに設定することで、左右のスピーカーから同じ音が出力されるため、音像が中央に集まり、聞き取りやすくなることがあります
💡 聞きやすさは「音量」より「音の質」
「音が大きければ聞こえる」わけではありません。
補聴器は、“必要な音だけをクリアに届ける”ことが得意です。
📌 自分の補聴器がテレビに対応しているか、販売店で確認してみましょう!