【応用編 第19回】テレビの音が聞きづらい?補聴器で解決する便利な機能とは

こんにちは、ライトヒアリングです。
補聴器ユーザーの方からよく聞くお悩みのひとつが、

「テレビの音は大きくしてるのに、言葉が聞き取れない」
「家族から“音がうるさい”って言われる…」

というものです。

今回は、テレビ視聴時の聞き取りにくさの原因と、補聴器で解決できるおすすめの方法や機能についてご紹介します。


🎧 なぜテレビの音は聞き取りづらいの?

① BGMや効果音が多く、セリフが埋もれてしまう

最近のテレビ番組は、音の演出が豊富。そのため、セリフが背景音にまぎれやすいのです。

② 話し手の声の向きが定まらない

テレビでは複数の登場人物が話すので、音源が固定されず、補聴器が拾いにくいことも。

③ テレビの音が“部屋全体”に広がるため、反響が多い

壁や床に音が反響して、聞こえにくさが増す場合があります。


✅ 補聴器の便利なテレビ視聴機能【3選】

① テレビ専用ストリーマー(送信機)

Bluetooth対応の補聴器を使っていれば、
テレビの音声を補聴器に直接送信できる機器があります。

たとえば:

  • フォナック:TVコネクター
  • オーティコン:テレビアダプター
  • シグニア:StreamLine TV など

➡️ 周囲の雑音や反響なしに、くっきり音声が届く!

② 簡単な設定で「テレビモード」へ切り替え

補聴器には「指向性マイク」という機能があります。
テレビの方向にマイクを向けるよう設定すれば、話者の声を強調して聞きやすくなります。

③ テレビ用スピーカー(家族と共有できる)

「補聴器のBluetoothが苦手」という方は、
**テレビに接続する“補聴支援スピーカー”**を使うのもおすすめ。

→ 補聴器と併用すると、聞こえやすさが格段にアップ!

テレビの音声強調/クリアボイス機能音声出力設定を変更する

テレビの音声をモノラルに設定することで、左右のスピーカーから同じ音が出力されるため、音像が中央に集まり、聞き取りやすくなることがあります


💡 聞きやすさは「音量」より「音の質」

「音が大きければ聞こえる」わけではありません。
補聴器は、“必要な音だけをクリアに届ける”ことが得意です。

📌 自分の補聴器がテレビに対応しているか、販売店で確認してみましょう!


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