【応用編 第19回】聞こえにくさを家族にどう伝える?気まずくならないコミュニケーション術

こんにちは、ライトヒアリングです。
聞こえにくさを感じたとき、
**「家族にどう伝えたらいいのか分からない」**と悩む方は少なくありません。

「何度も聞き返すのが申し訳ない」
「家族に“聞こえてるでしょ”と言われてしまう…」

今回は、聞こえにくさを上手に伝え、家族の理解を深めるコツをご紹介します。


💭 なぜ家族に言い出しにくいの?

  • 「まだ大丈夫」と自分でも思いたい
  • 迷惑をかけている気がする
  • 相手にどう説明すればいいか分からない

でも実際には、家族も「どう接すればいいか分からない」と悩んでいることが多いのです。


👪 家族との関係を悪くしないために大切なこと

① 正直に、でも前向きに伝える

✖「最近全然聞こえなくなった」
◎「ちょっと聞こえにくい場面が増えてきたから、教えてくれると助かるよ」

→ 「一緒に工夫しよう」という姿勢が大切です。

② 「具体的なお願い」を伝える

例:

  • 名前を呼んでから話してほしい
  • 後ろから話しかけるより、正面で話してほしい
  • ゆっくりはっきり話してもらえると助かる

→ 漠然とした「聞こえない」より、具体的な協力の方法を示す方が伝わりやすいです。

③ 調整中の補聴器のことを共有する

「今、補聴器の調整中でうまく聞こえてない時がある」と伝えることで、
家族もイライラせずに受け入れやすくなります。


💡 会話をスムーズにする工夫

  • テレビや音楽の音量を下げてから話す
  • 口元が見えるようにする(マスクや後ろ向きはNG)
  • 言い直すときは、同じ言葉でなく“別の表現”にする

 ✖「冷蔵庫にあるよ」
 ◎「台所の冷蔵庫の中にペットボトルがあるよ」


💬 補聴器販売店で「家族との話し方」を相談してみよう

当店では、ご家族同伴での聞こえの相談をおすすめしております。
ご家族と一緒に説明をお聞きいただくことで、理解が一層深まり、より客観的な状況確認や、最適な補聴器選びにつながります。
さらに、ご家族の方とのより円滑なコミュニケーションのための話し方についても、具体的なアドバイスをさせていただきますので、ご安心ください。

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