耳の機能は、使わないと衰えていく

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中川雅文先生の本より

難聴の進行を止める方策は何でしょうか?

「これまで長らく『耳を働かせない』ことが一番だとされてきました。とにかく騒音による耳トラブルの場合は、できるだけ音を聞かず、静かに過ごすことが最善の策だり考えられてきたのです。

しかし近年、『休ませすぎ』にも問題がある事がわかってきています。

無音の環境にいると、有毛細胞は『働かなくていいんだ』と思って休眠状態に入ります。さらに時間がたつと、『もう自分は用無しなのか・・・』と自ら寿命を縮めて、活動を完全にやめてしまうのです。これを、細胞の死=アポトーシスといいます。

そうなると、もうその部分の聴覚は復活しません。ですから、耳を休ませるには無音ではなく、『かすかな音を聞く』という環境がふさわしいのです。

このように働かないと活動停止する状態のことを、『廃用』といいます。これは耳に限らず、すべての組織や器官で起こります。」

廃用に関しては、

 【感音性難聴において、一側聾や外耳奇形などでなければ、補聴器装用の原則は両耳装用です。   

両側の聴力低下の場合、両耳装用の方が片耳使用に比べ前頭葉が活性化することが報告されており、認知機能の改善目的にも両耳装用が勧められています。   また、片耳装用に伴う遅発性廃用を避けるためにも 両耳装用が勧められています。片耳装用に伴う遅発性廃用とは、片耳のみの装用を続けた場合に、補聴器を付けていないお耳が更に聴き取れなくなっていくことです。特に、語音明瞭度が著しく低下していきます。

【】内はゆげ耳鼻咽喉科

片耳装用と両耳装用 |
感音性難聴において、一側聾や外耳奇形などでなければ、補聴器装用の原則は両耳装用です。   両側の聴力低下の場合、両耳装用の方が片耳使用に比べ前頭葉が活性化することが報告されており、認知機能の改善目的にも両耳装用が勧められています。   また...

様より引用

との記事もあります。

できる限り補聴器は廃用を防ぐためにも、早期装用・両耳装用をお勧めしております。

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