はじめに
補聴器の値段を見てびっくりしたことはありませんか?
「えっ、こんなに高いの?」
「5万円のもあれば、70万円のもあるのはなぜ?」
今回は、補聴器の価格が高い理由、価格差の意味、そして後悔しない選び方を初心者向けに分かりやすく解説します!
補聴器が高い3つの理由
❶ 超高性能な小型コンピュータだから
補聴器の中には、1秒間に数百万回の音処理をするチップが入っています。
それを耳の中に入るほどの超小型サイズで実現しているのです。
📌 スマホよりも精密なテクノロジーを、ずっと小さな中に詰め込んでいるのが補聴器。
❷ あなた専用に合わせて調整が必要
補聴器は「買って終わり」ではありません。
あなたの聴力・生活音環境・装用時間に合わせて、
**何度も調整(フィッティング)**する必要があります。
💡 メガネと同じで、耳に合っていないと効果は激減!
❸ 価格には“サポート料”も含まれている
調整、点検、相談、修理、部品交換など…
販売後のサポートが何年も続くのが補聴器。
その分、価格にもサービスが含まれているのです。
安い補聴器(集音器含)と高い補聴器の違い
比較項目 | 安価モデル(数千〜数万円) | 高機能モデル(10万〜50万円) |
---|---|---|
音質 | 単純に音を大きく | 騒音抑制・音質補正あり |
調整 | ほぼ不可 | 専門家が細かく調整 |
電池持ち | 短いことが多い | 長時間 or 充電式 |
装着感 | 合わない場合も | 耳型にフィット |
保証・修理 | なし or 簡易的 | 長期保証・修理対応 |
賢い選び方のポイント
✅ 自分の「聞こえ方」と「生活環境」に合った機種を選ぶ
- 静かな場所中心? → シンプル機種でもOK
- 騒がしい場所が多い? → 雑音抑制が強いモデルが◎
✅ 販売後の調整・サポートがあるお店で買う
- ネット販売や通販では、調整ができないケースも
- 専門店での対面購入が安心!
✅ 必要な機能だけを選び、無駄なく選択
- Bluetooth連携など、使わない機能は省いてもOK
- 「高ければいい」ではなく「自分に合うか」が最重要!
まとめ
- 補聴器の価格には、高性能技術+サポート費用が含まれている
- 安い機種でも合えばOK、でも使いこなせないと意味がない
- 「高すぎる…」と思ったら、補助制度(※)も要チェック!
※地域によっては、自治体・医療保険などで補助金が出る場合があります。
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