2025年3月、慶應義塾大学医学部の研究チームが注目の発表をしました。
なんと、聴力が38.75dB HLを超えると認知症のリスクが高まることがわかったのです。
さらにうれしいニュースも。
補聴器を3年以上使っている人は、このリスクが緩和されるという結果が出ました。
難聴が認知症リスクになるって本当?
これまでの研究でも、中年期の難聴は認知症の最大の予防可能なリスクとされてきました。
でも、「どのくらい聞こえにくくなったら補聴器を使うべき?」という疑問には、はっきりした答えがありませんでした。
今回の研究で、その基準が初めて示されました。
【目安】聴力38.75dB HLが分かれ道
研究によると、聴力検査で38.75dB HLを超えると、認知機能の低下が進みやすいことがわかりました。
つまり、このラインを超えたら、補聴器を使い始めることで認知症のリスクを抑えられる可能性があるのです。
補聴器でリスクが「ゼロ」になった?
さらに驚くべきことに、補聴器を3年以上装用している人では、聴力の悪化と認知機能低下の関係が見られなくなったのです。
これは、補聴器が難聴による認知症リスクを和らげることを示唆しています。
今こそ、聞こえチェックを!
✔️ 最近、テレビの音が大きいと言われる
✔️ 会話が聞き取りにくく、聞き返しが増えた
✔️ 静かな場面でも言葉がはっきりしない
こんなサインがあれば、一度聴力検査を受けてみましょう。
早めに補聴器を使うことで、認知症予防にもつながるかもしれません。
まとめ:聞こえケアは「脳の健康ケア」
今回の慶應大学の研究は、耳のケアが認知症予防の第一歩であることを改めて教えてくれました。
「聞こえにくさ」をそのままにせず、補聴器を前向きに活用することで、より健康な毎日を目指しましょう!