ご自身の聴力、気になりませんか? 〜本当に知るべき「聞こえ」の測り方〜


昨日、聴力レベルの記事を書いたのですが、皆さんはご自分の平均聴力をご存じでしょうか?

年齢とともに視力が変わるように、聴力も少しずつ変化します。 しかし、聴力の低下は自覚しにくいことが多く、「気づいたときにはすでに聞こえにくくなっていた…」というケースも少なくありません。


✅ こんなサインに心当たりはありませんか?
🔹 家族に「テレビの音が大きい」と言われた
🔹 会話で聞き返しや聞き間違いが増えた
🔹 後ろから呼ばれても気づかないことがある
🔹 何度も聞き直すのが恥ずかしくて、笑ってごまかすようになった

もしドキッとした方は、そろそろ聴力が以前と変わってきているサインかもしれません。


✅ 「聞こえ」の目安を知る第一歩

日本の健診や行政でよく使われるのが、4分法という聴力測定法です。
これは、500Hz・1000Hz・2000Hzの周波数の聴力を使って平均聴力レベルを計算します。

計算式は、こちら:

(500Hz + 1000Hz + 1000Hz + 2000Hz) ÷ 4

つまり、1000Hzを2回カウントし、4000Hzなどの高音域は含まれないのが特徴です。

🔹日本式4分法の聴力レベル目安

  • ✅ 25dB以下 → 正常(ほぼ問題なし)
  • ✅ 26〜40dB → 軽度難聴(少し聞きにくいことがある)
    →小さな音や、遠くからの呼びかけが聞こえにくくなることがあります。
    →会話の際に「聞き返し」が増えたり、テレビの音を少し大きく感じることがあるかもしれません。
    🔎 音のエネルギーで考えると、40dBの聴力低下は、正常な人の約1/10,000の音量でしか聞こえていない状態です(あくまで目安です)。

  • ✅ 41〜70dB → 中等度難聴(会話に支障がある)
    →普通の会話の声でも聞き取りにくく、「え?」と聞き返す回数が増えます。
    →特に、にぎやかな場所や雑音の中では、かなり聞き取りが困難になります。
    →電話の声や、チャイム、インターホンの音が聞こえにくくなることもあります。
    🔎 音のエネルギーで考えると、60dBの聴力低下は、正常な人の約1/100万の音量でしか聞こえていない状態です(あくまで 目安です)。


  • ✅ 71dB以上 → 高度難聴(身体障がい者に該当レベル) 
    →大きな声でも、かなり近くで話してもらわないと聞き取れません。
    →日常会話が難しく、テレビの音量も最大にしないと聞こえにくい状態です。
    身体障害者手帳の対象になります(市区町村に申請が必要です)。

ご自身の4分法の平均値を知ることで、聞こえの状態が大まかにわかります。


❌ 4分法の「落とし穴」:本当の聞こえとはズレがある

実は、この4分法にはいくつかの限界があります。

❌ 4000Hzが含まれない

  • 日本語の子音(サ・タ・カ行など)は4000Hz以上の高音が多く、
    ここが聞こえにくくなると会話が不明瞭になります。
    でも、4分法はこれを評価していません

❌ 「音の大きさ」だけで「言葉の理解」は測れない

  • 4分法は音が聞こえるかを測る検査であり、
    言葉の聞き取りやすさ(語音明瞭度)は測りません。

よくある声:

「音は聞こえるけれど、何と言っているか分からない」
「静かな場所なら平気だけど、賑やかだと全然聞き取れない」

こうした「言葉の聞き取りの問題」こそ、多くの方が感じている聞こえの悩みです。


✅ 「より詳しい測定」で分かる、本当の聞こえレベル

🔎 補聴専門店 ライトヒアリングでは、4分法に加えて以下の詳しい測定を行います:

✅ 語音明瞭度検査(ことばの聞き取り力テスト)

  • 実際の言葉を聞き取る力を測ります。 
    🔹 例:「70dBの音で60%しか理解できない」など
    ✅どの音量で一番よく聞こえるか、最高語音明瞭度を測定致します
  • 補聴器の効果予測や、今後の聞こえ変化の早期発見に役立ちます。

    ポイント:「聞こえる」のに「聞き取れない」…そんな状態がハッキリ数値化されます!

✅ 周波数別の詳しい測定(125Hz〜8000Hz)

  • 低音域から高音域まで、1つ1つの周波数ごとにどれだけ小さな音まで聞こえるかをチェックします。
  • これにより、4分法では見逃しやすい高音だけの低下低音だけの低下も発見できます。
  • 特に高音域の低下は、**子音(サ・タ・カ行など)**が聞き取りにくくなる原因です。

    ポイント:あなたの聞こえの「クセ」や「特徴」を細かく把握し、ピッタリ合う補聴器選びに役立ちます!

✅ スピーカーでの聞き取り測定


・日常会話の音量(例:50〜65dB)で、実際にどれだけ会話を聞き取れるかを評価できます。
→これにより、「普段の生活で、どの程度スムーズに会話ができるか」が具体的にわかります。

・さらに、補聴器を装用した後の聞こえの効果や、左右の耳のバランスを確認する際にも役立ちます。
・特に重要なのは、あなたが言葉を最もよく理解できる音量を調べ、その結果をもとに補聴器の音量を最適化することです。


✅ ポイント
ヘッドフォンだけでなく、実際の耳での聞こえをシミュレーションする測定です!
ただ大きくする」のではなく、あなたにとって最も聞き取りやすい音量を見つけるためのカギとなります!




✅ なぜ「4000Hzを含めた測定」が大事なの?

測定法測定周波数目的
4分法500Hz・1000Hz・2000Hz健診・障害認定の目安
実用4分法500Hz・1000Hz・2000Hz・4000Hz会話力・補聴器調整の精度向上

特に4000Hzは、聞こえにくいサインが出やすい周波数。
日本の伝統的な4分法では見落とされがちな重要ポイントです。


🎧 「知ること」から始めましょう

聴力は単純な聞こえる・聞こえないだけではありません。

  • どの音域が落ちているのか
  • 言葉がどれくらい理解できるのか

これらを詳しく知ることで、本当の自分の聞こえの状態がはじめて明確になります。

そして、その情報をもとにすれば、
自分に本当に合った補聴器の選び方がわかり、
より効果的なリハビリやトレーニングも可能になります。



✅ 無料で詳しい聴力チェックが受けられます

もし聞こえに少しでも不安を感じたら、ぜひ一度ご相談ください。
ご自身の耳の状態を知ることが、快適で豊かな生活への第一歩です。


📞 補聴器専門店「ライトヒアリング」

🔹 4000Hzも含めた詳しい聴力測定を実施

🔹 聞こえにくい言葉も詳しく測定します

🔹 測定結果に基づき、あなたにぴったりの補聴器やリハビリを提案

🔹 所要時間:約30分、予約優先制でじっくりご相談いただけます


詳しい聴力や聞こえにくい言葉も分かりますので、測定を受けてみませんか?

💡 よくある質問(Q&A)

Q. 健診で「正常」と言われたのに、聞きにくいのはなぜ?

A. 健診で使われる4分法は、1000hzと4000Hz以外を測定せず、言葉の理解力も測りません。
詳しい測定で原因が分かることが多いです。

Q. 測定は痛くないですか?時間はどのくらい?

A. 痛みはありません。約30分で、静かな個室でリラックスして受けられます。


🎯 まとめ

  • 聴力は年齢とともに少しずつ変化
  • 4分法だけでは、実際の「聞こえにくさ」は分からないことがある
  • 4000Hz以上の測定語音明瞭度検査が、会話の聞きやすさ改善に直結
  • 無料の詳しいチェックで、聞こえの状態を知りましょう!
  • 音が聞こえる」だけでなく、言葉が理解できることが本当の聞こえ力です。
    あなたの聞こえを、もっと正確に、もっと深く知りましょう。


📝 「聞こえにくいかも…」と思ったら、今がチェックのタイミングです!
まずはお気軽に、ライトヒアリングまでご相談ください。

この記事を書いた人

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