AI補聴器なら、言葉まで聞き取りやすくなる?
「AI補聴器」という言葉を聞くことが増えてきました。
周囲の音を分析して、雑音の中から話し声を聞き分けやすくする。
そんな説明を聞くと、
と思われるかもしれません。
答えは、
ただし、AIだから誰でも言葉が分かるようになるわけではありません。
「音が聞こえる」と「言葉が分かる」は同じではありません
補聴器をつけると、今まで聞こえにくかった音が聞こえるようになります。
しかし、
「音は聞こえるけれど、何を言っているのか分からない」
ということもあります。
例えば、静かな部屋では会話が分かっても、
- 車の音がする道路
- 人の多い飲食店
- 家族が何人かで話している場所
- テレビを見ながら会話する場面
などでは、急に言葉が分かりにくくなることがあります。
つまり、
音が聞こえることと、話している内容を聞き取れることは、同じではありません。
AI補聴器は何をしているの?
最近の補聴器には、周囲の音を分析しながら音を処理する機能が搭載されています。
AIなどの技術を利用して、周囲の環境を判断しながら、音の処理を変えていくものもあります。
特に、周囲に雑音がある環境では、話し声と雑音をどのように扱うかが重要になります。
そのため、AIなどの技術によって、騒音のある環境で話し声を聞き分けやすくできる可能性があります。
一方で、静かな場所では、AIだから急に言葉が分かるようになる、というものではありません。
補聴器は、魔法の道具ではありません
ここが、補聴器を考えるうえで大切なところです。
どれだけ高性能な補聴器でも、補聴器が本人の言葉の聞き取りそのものを元に戻してくれるわけではありません。
AIなどの技術によって、聞き取りやすい環境を作ることはできても、
「補聴器をつければ、誰でも言葉がはっきり分かるようになる」
というものではありません。
「音は聞こえるのに、言葉が分かりにくい」という場合には、単純に音を大きくしたり、最新のAIを搭載した補聴器に変えたりすれば解決するとは限りません。
だからこそ、「今の聞き取り」を知る
補聴器を考えるときに大切なのは、補聴器の性能だけではありません。
- どのくらい聞こえているのか
- 言葉をどのくらい聞き取れているのか
- 普段、どのような環境で会話をしているのか
を確認したうえで、その人に合った方法を考えることです。
特に、言葉の聞き取りが低下してからでは、補聴器の調整だけでは対応できない場合があります。
だからこそ、言葉の聞き取りがどのくらい保たれているのかを確認し、必要な時期に補聴器を使い始めることが大切です。
AIよりも、まず「言葉の聞き取り」
「AI補聴器なら、言葉まで聞き取りやすくなる?」
この問いに対しては、
AIだから、という答えではありません。
AIなどの技術によって、騒音のある環境で聞き取りやすくなる可能性はあります。
でも、そのベースにあるのは、その人自身の言葉の聞き取りです。
だからライトヒアリングでは、補聴器を選ぶときに、聴力だけではなく、実際に言葉をどのくらい聞き取れているのかも確認することを大切にしています。
補聴器は、つけてからが本番です。
音だけじゃない、聞こえを考える補聴器専門店。