補聴器で大切なのは、「誰に相談するか」です
この記事でわかること
- 補聴器で「誰に相談するか」が大切な理由
- 音が聞こえることと言葉が分かることの違い
- 相談先を選ぶときに確認したい4つのポイント
- ライトヒアリングが大切にしている考え方
補聴器について調べていると、
「どのメーカーがいいですか?」
「おすすめの機種はありますか?」
という情報を目にすることがあります。
また、
「友人がこの補聴器でよく聞こえるようになったから、自分にも合うのではないか」
と考えられる方もいらっしゃいます。
もちろん、補聴器の性能や機能を知ることは大切です。
しかし、補聴器は購入して終わりではありません。
一人ひとりの聞こえの状態や生活環境に合わせて調整を行い、
使いながら見直しを重ねていくことが大切です。
そのため、補聴器選びでは、
「どの補聴器を選ぶか」
だけではなく、
「誰に相談するか」
も重要になります。
音が聞こえることと、言葉が分かることは違います
補聴器を使う目的は、単に音を大きくすることではありません。
大切なのは、その音を通して、会話を少しでもしやすくすることです。
しかし、
「音が聞こえる」
ことと、
「言葉の内容が分かる」
ことは同じではありません。
例えば、音としては声が聞こえていても、
- 何を話しているのか分かりにくい
- 似た音の言葉を間違えてしまう
- 人が多い場所では会話についていけない
ということがあります。
これは、補聴器の音量を上げれば必ず解決するというものではありません。
聞こえの状態を確認し、その方に合った調整を行いながら、生活の中で会話しやすい聞こえを
目指していくことが大切です。
だからこそ、相談する相手を選ぶことが重要になります。
相談先を選ぶときに確認したい4つのポイント
1. 言葉の聞き取りを確認してくれるか
補聴器選びでは、聴力だけを見るのではなく、実際に言葉をどの程度理解できるのかを
確認することも大切です。
音が聞こえることと、言葉として内容を理解できることは同じではありません。
例えば、音として声が聞こえていても、
- 話している内容が分かりにくい
- 似た音の言葉を間違えてしまう
- 会話になると聞き取りにくい
ということがあります。
そのため、補聴器を選ぶ際には、一つの音量だけで言葉の聞き取りを確認するのではなく、
音量を変えながら測定し、その方が最も言葉を理解しやすい状態(最高語音明瞭度)まで
確認することが重要です。
こうした測定を行うことで、その方の言葉の聞き取りの状態を把握し、補聴器でどのような
聞こえを目指せるか、必要な調整を考えるための目安になります。
2. 生活の中で困っている場面を聞いてくれるか
補聴器の調整は、測定結果だけで決まるものではありません。
同じような聴力でも、
- 家族との会話で困っている
- テレビが聞き取りにくい
- 外出先で会話についていけない
- 人が集まる場所で聞き取りにくい
など、困っている場面は一人ひとり違います。
そのため、普段の生活でどのような場面に困っているのかを丁寧に聞いてくれることが大切です。
3. 調整や耳せんの見直しまで対応してくれるか
補聴器は、購入した時の状態が完成ではありません。
使い始めてから、
「音が大きく感じる」
「思ったより聞き取りにくい」
「耳につけていると疲れる」
など、さまざまな変化や困りごとが出ることがあります。
そのため、装用後も調整を行い、必要に応じて耳せんや部品の見直しまで
対応してくれることが大切です。
4. 購入後の使い方や聞こえの変化まで考えてくれるか
補聴器は、購入した日からすぐにすべてが解決するものではありません。
使い始めた後に、
「どのように使えているか」
「困っていることはないか」
「生活の中で変化はあったか」
を確認しながら、必要な調整やサポートを続けていくことが大切です。
購入後も、その方の聞こえや生活の変化を一緒に考えてくれる相談先を選ぶことが重要です。
「どの補聴器か」だけではなく、「誰に相談するか」
補聴器は、同じメーカー・同じ機種を選んでも、調整する人や考え方によって
聞こえ方が変わることがあります。
大切なのは、補聴器そのものだけではありません。
その方の聞こえの状態をどのように確認し、どのような目標で調整していくのかということです。
補聴器は、本体を購入した時点で完成するものではありません。
実際の生活の中で使いながら、聞こえ方や困っている場面を確認し、その方に合わせて
調整や見直しを重ねていくものです。
ライトヒアリングでは、補聴器を「聞こえのリハビリテーション」という考え方で支援しています。
これは、単に音を大きくすることを目的にするのではなく、
聞こえの状態や言葉の聞き取りを確認しながら、生活の中で会話しやすい聞こえを
目指していくという考え方です。
そのため、補聴器の調整だけでなく、必要に応じて聞き取りの確認や、聞こえを活かすための取り組みも
大切にしています。
ライトヒアリングが大切にしていること
ライトヒアリングが大切にしているのは、補聴器を販売して終わりにするのではなく、
補聴器を通してご本人やご家族が、これからも会話を楽しめるように支援していくことです。
そのため、まずは現在の聞こえの状態や、普段の生活で困っている場面を丁寧に伺います。
そのうえで、言葉の聞き取りの状態を確認しながら、必要に応じて補聴器の調整や耳せんの見直しを行います。
また、補聴器を装用しても、「音は聞こえるけれど言葉が分かりにくい」と感じることがあります。
そのような場合には、補聴器の調整だけを見るのではなく、聞き取りの状態を確認し、
必要に応じて聞こえを活かすための取り組みにつなげていくことも大切だと考えています。
お店の中では聞こえていても、ご自宅や外出先では聞き取りにくいことがあります。
静かな場所では会話できても、周囲に音がある環境では分かりにくいこともあります。
だからこそ、補聴器本体だけを見るのではなく、
その方の生活環境や会話の場面まで含めて考えることを大切にしています。
もちろん、補聴器を使えば、すべての言葉が必ず分かるようになるわけではありません。
聞こえの状態や言葉の聞き取りには一人ひとり違いがあり、補聴器でできることにも限界があります。
それでも、現在できることを確認しながら、補聴器を通して会話が少しでもしやすくなる方法を
一緒に考えていきたいと思っています。
ライトヒアリングでは、
「どの補聴器を選ぶか」だけではなく、
「その方の聞こえや生活に合わせ、どのように支援していくか」
を大切にしています。
補聴器に関わる専門性は、資格を取得したら終わりではありません。
より良い聞こえを支えるためには、知識や技術を学び続けることも大切だと考えています。
その理由については、次の記事でご紹介します。
併せて読みたい記事
・補聴器を選ぶ前に知っておきたいこと|購入前に確認したい大切なポイント
・補聴器に関わる専門性とは|資格だけではない、学び続ける理由