この記事では、帰省で気づきやすい親の「聞こえ」の変化と、ご家族が最初にできる声かけについて分かりやすくお伝えします。
帰省で気づく親の聞こえの変化
お盆や久しぶりの帰省。
実家で過ごす何気ない時間の中で、ふと小さな変化に気づくことがあります。
「テレビの音、こんなに大きかったっけ…?」
「さっきも同じことを聞いてきたな…。」
「会話が少しかみ合わないけれど、認知症なのでは…」
と不安になるご家族もいらっしゃいます。
急な変化に驚き、戸惑ってしまうのは自然なことです。
しかし、会話のすれ違いの原因は、決して認知機能だけに限りません。
実は「音は聞こえていても、言葉がうまく聞き取れなくなっている」
という聞こえの変化が関係していることもあります。
音は聞こえていても、言葉が聞き取りにくい理由
年齢とともに聞こえ方が少しずつ変化すると、
言葉を聞き分けるために必要な音が聞こえにくくなることがあります。
そのため、、音は聞こえていても、何と言っているのか分かりにくくなることがあります。
この状態になると、生活の中で次のような変化があらわれ始めます。
・テレビの音量がどんどん大きくなる
・何度も「えっ?何?」と聞き返す
・大勢での会話についていきにくそうにしている
つまり、「聞こえる」と「言葉の意味が分かる」は同じではありません。
音量を上げれば解決するとは限らないのは、このためです。
本人は「ちゃんと聞こう」としていても、言葉として識別しづらくなっているからこそ、
会話がかみ合わなくなるのです。
実家で確認したい「聞こえ」の3つの変化
久しぶりに会ったからこそ気づきやすい変化があります。
実家で過ごす中で、次の3つの場面がないか振り返ってみてください。
① テレビの音量
以前より明らかに音が大きくなっていませんか?
毎日一緒にいる家族よりも、久しぶりに会ったご家族の方が
「音量の違い」に気づきやすいポイントです。
② 会話の聞き返し
「もう一度言って」「何の話?」が増えていませんか?
特に、病院の予約時間や数字、名前など、聞き間違えやすい言葉で困ることが増えていきます。
③ 複数人での会話
一対一なら普通に話せても、食卓など人数が増えると途端に静かになり、
笑って合わせているだけになっていませんか?
大勢の会話は言葉の判別がより難しくなります。
すぐに「補聴器を作ったら?」と勧める必要はありません
聞こえの変化に気づいたとき、心配のあまり
「耳が遠くなったんじゃない?」
「補聴器を作ったら?」
と伝えたくなるかもしれません。
しかし、ご本人も自分の変化に困惑していたり、不安を感じていたります。
急に指摘されると、戸惑ったり防御的になったりしてしまうこともあります。
まずは、「耳が遠くなったか」を指摘するのではなく、日常の困りごとから聞いてみてください。
「最近、電話で聞き取りにくいことはない?」
「病院の先生のお話は、ちゃんと聞こえてる?」
このように、困っている場面に寄り添う聞き方をすると、本人も素直な気持ちを話しやすくなります。
まずは困りごとを整理することから
ライトヒアリングでは、「聞き返しが増えたから、すぐに補聴器を売りましょう」とは考えていません。
まずは、
・生活の中のどんな場面で困っているのか
・ご本人が何を不便だと感じているのか
・耳鼻科への受診が必要な状態ではないか
を一緒に整理することを何より大切にしています。
実際のご相談でも、最初は
「テレビの音量が大きくなった」というきっかけであっても、
丁寧にお話を伺っていくと
「実は病院の説明が聞き取りにくくて不安だった」
「デイサービスなどで周囲の会話に入りづらかった」
という、生活上の本質的な困りごとが見つかることがあります。
補聴器を検討する前に、まずはご家族の間で
「日常の困りごと」を共有することから始めてみませんか。
ライトヒアリングでは、このような困りごとの整理からお手伝いしています。
今日できる小さな一歩
今日、無理にお店を予約したり、補聴器の話をしたりする必要はありません。
次に親御さんと話すとき、 「耳が遠くなった?」ではなく、
「最近、病院の先生のお話は聞こえてる?」
と、やさしく聞いてみてください。
その一言が、ご家族の間で「聞こえについて話す」大切な最初の第一歩になります。
もし今日すぐに話せなくても、大丈夫です。
ご家族を思う気持ちを持ち続けることから、ゆっくり進めていきましょう。
次回予告(シリーズ第2弾)
聞こえの変化に気づいたあと、ご家族が一番悩むのは
「本人にどう伝えれば傷つけずに話せるか」ということです。
次回は、 「補聴器を作ったら?」と言う前にご家族ができること についてお話しします。
・「補聴器を作ったら?」と言う前にできること|気持ちを尊重しながら伝える方法(次回公開予定)
・地域で気軽に学べる「聞こえのお話会」のご案内
・親が補聴器を嫌がるとき、家族だけで相談しても大丈夫?(準備中)
・お盆期間中の聞こえのご相談・ご予約について(準備中)
ご相談・お問い合わせ
ライトヒアリングでは、すぐに補聴器をお勧めすることはありません。
「まずはご家族だけで話を聞いてみたい」「どう声をかければいいか整理したい」というご相談も大歓迎です。
Web予約・ご相談:https://lright-hearing.com/contact/
店舗名:補聴器専門店 ライトヒアリング
所在地:〒862-0921
熊本市東区新外1丁目3-70
お電話:080 – 7883 – 1188
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